『しのはきょろきょろ』
図書館で、懐かしい絵本を見つけた。
しのは きょろきょろしたよ。
もうれつに きょろきょろしたよ。
しのの むねは どきどきしている。
しのの あしは かけだしそう。
でも しのは ないてなんかいないよ。
なぜって ここは、でぱーとなんだ!
お母さんが 美容室でパーマかけてる間に
ひとり 気ままに デパートの中を 探検しまくり
最後は
「くりのみようちえんの
おおくぼ しのこさま、おおくぼ しのこさま…」
と、館内アナウンスで呼び出され
「しのこさま、だって!」
うへへ、と笑っちゃいながら、エスカレーターで
お母さんの待つ美容室に帰るというお話。
作者をよくよく見たら
文:谷川俊太郎 絵:長 新太
のゴールデンコンビだった!
この物語の主人公 5歳の しのは、
けっこう風変わりで、勇気があって、ありのままで、
英語でいうと Authentic かな。
でぱーとを探検中の しのは わりと淡々と無表情。
子供のころは それを 物足りなく感じてたけど
今見ると、人ごみの中 大人たちにまじって
ひとりで歩いてる
しのの ハートは みちみちているね。
このブログのペンネームは おおくぼ しのこ に決めた♪
皆さまも、冒険的な1日を。